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越境する民―近代大阪の朝鮮人史研究

越境する民―近代大阪の朝鮮人史研究
杉原 達

定価: ¥ 2,100
販売価格: ¥ 2,100
人気ランキング: 315133位
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発売日: 1998-10
発売元: 新幹社
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帝国日本における人の移動を的確に描く
副題のごとく、特に、済州島出身者の、大阪での定住過程について研究したものである。その定住過程は、世界史を内包した重層的空間としての「地域」を発生させる過程、であったと総括できる。すなわち、地域からの世界史というときに、植民地支配、移動手段(トランスポテーション)、食文化、生活習慣、労働市場・構造、言語がいったいとなり、重層的にさまざまな局面に相互作用しながら発生する空間と、そこに住む人々を発生させるというものである。本来の「移民定住過程」とその政策的援助といった文脈を離れて、すでに、この時代から存在する「多様性」と、「定住」問題、不法滞在問題といった、現在の日本が直面している「外国人」問題の発生と作用がここに見られる。これを「Multicultural Japan」的視角でも、「homogenious Japan」といった視角にも回収されない、移住、越境、定住といった視座を提供してくるものである。その回収されない「アリーナ」というのが杉原の「地域」にほかならない。こうした意味で、本書は、日本における多文化主義、外国人問題、不法就労問題を考察する際の必読書として、眼前に提示されているといえる。こうした歴史的な日本の存在を前提とした、議論がなされなければならないが、現在の人権派との距離はあまりにも大きいといわざるを得ない。ひとつ、いうなれば、「行政」「権力」側の視点が、そこから起因する物ではなく、日常体験としての「リアリティ」をともなった、緊急の課題として維持されたという緊張感を脱色してしまっている気がする。「リアリティ」は両者に適応されなければ、両者ともの「?!?アリティ」を汲み取ったとはいえないのではないだろうか。

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